Skitz - Sticksman

UKヒップホップも大好き派には嬉しい一作。その界隈では大物のDaddy Skitzのニューアルバムはほぼ10年ぶりだ!。そうなるとこのブログで散々っぱら言ってる「この10年のUKブレイクビーツミュージック云々」をまた持ち出すかと思ったら、さにあらず。だってグライムだのダブステップだのの要素ほとんどないオールドスクールなUKヒップホップっぷりだったんだもんね!。バシッとしたスネア以外は全体的に柔らかな音中心で、そこかしこにレゲエ風味が入ったそれこそ80年代終盤から90年代頭あたりっぽいサウンドの感触が心地いいです。レゲエ風味も曲によってサンプルネタに感じるもの、ラップに感じるもの、曲全体に感じるもの、といった仕込み具合の妙が楽しい。盟友Rodney PやUKのラッパー陣の他にKardinal OfficialやMasta Ace(!)なんかが参加。リミックス盤が付いた2枚組!。



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Skitz - Countryman (2001)

新作ほどレゲエっぽさがない前作は実直なUKヒップホップといった印象。Rodney PはもちろんValerie Etienne(Gallianoの3rdとかの人だ)やDynamite MCの他、やはりRoots Manuvaの活躍が耳を引くね。Roots Manuvaは00年代のMVPの一人だな。

Estelleをフィーチャー。あのEstelleだよ!。