Demdike Stare - Voices Of Dust


Demdike Stareのヴァイニルトリロジー最終章!。「Voices Of Dust」は前2作よりビートが無い曲中心のとことんホラーでオカルトなDemdikeサウンドスケープを存分に味わえる。唯一中近東グルーヴな「Hashsashin Chant」なんて曲もあるが、これがまたタイトルも曲もカッコいい。今時「12月24日は大切な人と過ごす聖なる日です」みたいな寝言を抜かしてる者をどんどん別の世界へ引きずり込むような素敵なサウンドだな〜。



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●Demdike Stare - Osmosis

今晩はDemdike Stareのミックスものをチェック!。で、いきなりこれはアメイジング。ディスコっぽい曲やオールドスクールなテクノ、サウンドトラックなファンクにダウンビートものなど意外な選曲で驚かされつつダークアンビエントなものも含めて全編Demdikeな世界観で統一。ミックスものとしてもすごく良い、ストレートにカッコよくておっかないアルバムだ。Demdike Stareの作品最初に聴いてみるならこれがオススメかも。



●Demdike Stare - Industrial Desert

こちらは大まかに言うとビートものとノンビートものが交互にフィーチャーされる形で、曲も結構ミックスというよりしっかり終わって次の曲、みたいな流れが多いやや「セレクション」気分なアルバム。選曲はさすがでClifford Jordanの「John Coltrane」とかまで使ってる。



●Demdike Stare & Anworth Kirk - Samhain Slant Azimuth Volume 1

2010年のハロウィンが終わる30分前から一時間に渡って録音されたという「何の儀式かね?」といった感じのミックス。上2作よりビートがなくドローンでエクスペリメンタルな傾向。Anworth Kirkがかなりそっち系というかミュージックコンクレート的な音をやる人のようなんで、そのコラボ感が出てるということか。ちなみにここまで3作がパッケージングされてミックスアルバムとしてリリースされてるものです。



●Demdike Stare - Moving Metals

所属レーベルであるModern Loveのサイトで聴けるプロモミックス。自分たちの曲中心。



●Demdike Stare - FACT Mix 151 (2010.05.21)

FACTミックス151盤はDemdike!。自身の曲の他Guru Guru、Rob HoodCarl Craigあたりはプチ「Back To Mine」な感じかな。



●Demdike Stare - UP_13 - Demdike Stare's Unsounded Podcast

ポーランドの音楽フェス(?)Unsoundのポッドキャスト13番にDemdike現る・・・ぴったりの数字だ。La Vampires VS Zola Jesusや、Demdikeより謎な存在らしいSuum Cuiqueなど使用。



●Experimental Show 2009-08-26: Demdike Staire, Knxwledge & Instra:mental

昨年8月のMary Anne Hobbs Experimental ShownではKnxwledge、Instra:mentalと共にDemdikeのエクスクルーシヴミックスが1stアルバムリリースにちなんで放送済み。「Moving Metals」に近い感じだが、コレに限らずDemdike Stareのミックス全般Maryがここで評した「Absolutely mesmerizing!」の一言に尽きるな。しかし今年BBC Radio 1を勇退されたMary Anneのお姉さまにおかれましては「おつかれさまでした」と伝えたい・・・いや「行かないで!」。



・・・「Experimental Show」と「Moving Metals」のみ2009年の作品で後は全て2010年のものです。Demdike Stareってミックスものもやるんだと最初驚いたけど、良く考えたらDJとコレクターのコンビなんで最強の布陣かもしれない。カラフルなイルミネーションの夜景を見ながら聴くのも結構オツなもんよ!。