Lamb - 5


Lambも再結成してたって知ってた?!。90年代中盤のトリップホップシーンに咲いた一輪の花、それも美しき毒花といった感じのAndy BarlowとLou Rhodesのデュオ、タイトル通り5作目のニューアルバムは8年ぶり。オーガニックな音やロックっぽい感触のトラックもあったりするが、IDMサウンドメイキングのダークなBarlowのプロダクションと、儚くも美しいRhodesのヴォーカルのコンビネーションが生み出す雰囲気は健在。デビュー当時にあったドラムンベースっぽいビートがあったら最高だったけど、それはちょっと今更無いものねだりですか。
Lamb - Last Night the Sky



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Lamb - Live At Koko (2011)


今回凄く久しぶりに思い出したLambだけど2003年の前作リリース後解散し2009年に再結成していたようで、なんと今年ライヴ盤もリリース。かなり本格的に活動再開の模様である。物凄いヒット曲があるとかシーンを塗り替えるような影響を与えたとかいうバンドじゃないけど、こうやってしっかりやってくれるのは嬉しい。ライヴ盤はかなりエレクトロニックな音使ってる。
Lamb - Gorecki (Live Lauren Laverne BBC 6Music 2011)

この動画はBBCの番組でのライヴ。


Lou Rhodes - One Good Thing (2010)


解散後もメンバー2人はそれぞれソロで活躍していて、ヴォーカルのRhodesは既に3作のソロアルバムをリリース済み。予想通り全てフォーク&アコースティックなサウンドで、それもほとんどバックはアコギ演奏のみくらい。去年出たソロ最新作はNinja Tuneがディストリビュートするレーベルからのリリースだが、そういえば彼女近年はThe Cinematic Orchestraの作品に頻繁に参加してた。
Lou Rhodes - One Good Thing

Ninja Tune XXにはThe Cinematic Orchestraのリミックス収録。


LOWB - Leap And The Net Will Appear (2011)


トラックメイカーのBarlowはやはりNinja TuneFinkのアルバムなんかに参加したりなどしてたが、今年初のソロアルバムをLOWB名義でリリース。こちらもLambより情感の幅が広がったような、優しく柔らかい音を展開してる。ヴォーカル曲もあり。
LOWB - Whealer Dealer Healer


Lamb - Lamb (1996)


90年代っぽい〜!。トリップホップやDNBな「クラブビート」に当時はややBjork風なヴォーカルスタイル、そういった影響がちょっと素直に出すぎでこれ一作で消えても(悪い意味じゃなく)納得しそうなとこも微笑ましいデビューアルバム。トリップホップ自体当時ハイプだなんだ言われてたけど、Lambは徒花なんかじゃなかったってことだな。まあコレ以降のアルバムをしっかり聴いてなかったんで、新作の久しぶり感ってけっこうテメエの主観かもしれやせんがね。
Lamb - God bless (Live On 2 Meter Sessies Nl 1997)