SBTRKT - SBTRKT


今年の頭にNMEのSound of 2011をパクってアルバムが楽しみなアーティストのリストを作りまして。そこで堂々の1位に選んだのがこのSBTRKT。すなわち今日取り上げるのは今年一番の期待作ってことな、そのデビューアルバムってわけだ。が、断言しちゃえば期待はずれ!。いや、フォローでもなんでもなくアルバム自体はとても良い出来だ。ダブステやUKファンキーからガラージやブロークンあたりまでのスタイルを取り込んだ音やるアーティストとしては飛び抜けて洗練されてる。エレクトロニックな音の質感も好み。しかし、ビート弱え!。特にアルバム以前にリリースされてたシングル群のようなビートの圧が全体的にあんま無いのね。確かに「Laika」のような極端なガラージトラックまでは期待してなかったが、「Break Off」、や「Living Like I Do」みたいな曲を予想すると随分薄口に聴こえる。「Look At Stars」はややビート薄いけど、この曲の持つダンサブルなグルーヴともちょっと違うような...。ただその辺りのシングル曲は未収録なんで、そういう意図でアルバム作ってるんだろうからシングル曲のイメージが抜けたら普通に楽しめるかもしれない。Jessie Ware、Yukimiさん、そして特にSamphaのヴォーカルワークはとても素晴らしいし。今のトコはやや保留ということにしとこう。



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Recloose - Electric Sunshine (2011)


SBTRKT聴いてたらいっつも連想するRecloose。新曲は久しぶりにエレクトリックで逆にSBTRKTイメージしたり。