Roman Flügel - Fatty Folders


テクノマイスター!。90年代から活躍してるジャーマンテクノの大ベテランAlter Egoの片割れRoman Fluegel、恐らく個人名義では初のアルバムかな?。すごいイイよ!。その長いキャリアを通して色んなタイプの音楽スタイルをやってきてる人だけど、このアルバムでは基本四つ打ちハウス風リズムでキックが全体的に薄め、ってな具合にグルーヴが結構統一されてるのが大きなポイント。ほんのりとUKファンキーっぽいのりもあったりする曲も含め、凡百のテックハウスとは明らかに「設え」が違うね。サウンドの美しい音像ぶりも素晴らしく、どの曲も「電子音」感がとても強いのが良し(テクノって要するに皆電子音じゃん、というのとも違うのよ)。Alter Egoっぽいウニウニとしたテクノトラックや、クラシカルなピアノの音をフィーチャーした曲もあるが、全体的な統制とれてますね。コレ聴いてたらMatthew Herbertはコンセプト先行もいいけど純粋な音楽の美しさを目指した作品をそろそろ作ってくんないかなとか思った。余計なお世話!。
Roman Flügel - Song With Blue



Roman Flügel - Softice

電子音感、これとかね。



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Sensorama - Love (1998)


Alter Egoも結構久しぶりに思い出したもんだが、その変名ユニットSensoramaもえらいご無沙汰してたなあ、と。新作はSensoramaっぽいんだが、グルーヴはむしろヴァリエーション絞ってるとこがすごく良かったと思う。とはいえ久しぶりに聴いたSensoramaも実に味わい深い。「Fatty Folders」も時がたてば風味が増しそうな感じすごくある。音楽はワインの如しとはよく言われることだけど、新しいマテリアル聴いた時点でそれ予見したってのもいいアルバムだったからに違いない。
Sensorama - Aeroplane City


Warp 69 - Natural High (1997)


個人、Alter Egoのどっちでも凄く多いFlügel氏のサイドプロジェクト。その中で好きなのがシングルしか出してないけどWarp 69。これまた懐かしやFresh Fruitから出た1994年の「Natural High」は、97年のリミックス盤が充実しててDave Angel(アッパーなデトロイトテクノ)、Chaos & Julia Set(ドラムンベース)、そして...。
Warp 69 - Natural High (Global Communication Remix)

...Global Communication!