Nina Kraviz - Nina Kraviz


レニーじゃねえぞ、Nina Kravizはシベリア生まれの女性DJ&テクノアーティスト。そのデビューアルバムの出来に惑わされっぱなしなとこよ(ルックス込みで)。基本的にグルーヴはハウスの四つ打ちビートで、鳴り物のパターンと配置は細かい。アンビエントなウワモノは音数少なくレイヤーの層も薄いミニマムさで、かつセンシュアルでクールな熱情を帯びているといった様相。リズムがあまり太くないのも合わせて、やはり野郎の作るテクノにはない妖艶さがある。とても色っぽい自身の歌もフィーチャーしてるが、これはサンプリングしたヴォーカルを音要素の一つとして使ってる曲の方が多い。そんな諸々含めてオールドスクールなシカゴハウスからの影響を感じられるのもとてもイイとこ。ちょっとだけ変態っぽいんだな。テクノ、美女、変態。なんちゅう満足なトリニティ。
Nina Kraviz - Ghetto Kraviz



Nina Kraviz - Petr

Herbertの「Around The House」や「Bodily Functions」好きならオススメ。実際思い切り「似てる」という曲ある。特にヴォーカルの処理は手本にしてるっぽいな。



Nina Kravz - I'm Week

2010年のシングル曲。デビューアルバムはここまでな歌曲は控えめで、曲ごとのサウンドプロダクションのおもしろさに聴き応えあり。あと型にはまったディスコやニューウェーヴっぽさが無いのもグッド。