Nicholas - Still Playing House
4月にもなると日々春らしい暖かさなもんで、お酒も熱燗よりぬる燗の方が合うような今日この頃。ハウスもいっちょユルいの聴いてみるかという気分でNicholasの「Still Playing House」をセレクト。と、言ってもこれユルいのはテンポだけで、ビートとベース自体はドえらい太さ。ファンキーなソウル風味やディスコっぽいグルーヴ、アップリフティングなピアノリフに絶唱してるヴォーカルのループ、浮遊感溢れるサウンドスケープなど「いかにも」な音要素を、機械的な反復グルーヴで展開する様はハウスミュージックの根本的な魅力がある。音色や音のバランスが80年代末期あたりのラフなサウンドプロダクションを思わせるとことか、このNicholas、ハウス分かってる感すごい。シカゴやデトロイトからの影響を受けてるってのはモチロンだけど、洗練されたイタロハウス、みたいなとこあるのも良いんじゃないかな。あとリリース元4luxのボスGerdのリミックスが1曲入ってるのが嬉しい。
Nicholas - I Want To Thank You
Nicholas - Miss You
Def Mixっぽい。
-If you like this title, I also recommend...
Nicholas - Depth Of My Soul (2010)
多分デビューアルバム?。新作ほど音のバリエーションはないものの、レトロなハウスっぷりがとても楽しい。「志は高く、音色はチープ」、ハウスのキモ。
Nicholas - Feels Like
Sadeのハウス・リミックスと思ってよし。
VA - Back On Track - Nicholas: Nu Groove (2011)
80年代から90年代に替わりかけ、位の時期のレジェンダリーなハウスレーベルNu Groove。あのBobby Kondersがキャリア初期にハウストラック出してたレーベルね。その昨年突然リリースされたコンピの選曲&エディットを担当したのが誰あろうNicholasちゃん。中々のハウス・マエストロ。
Back On Track - Nicholas: Nu Groove