Slant Azymuth (Demdike Stare & Andy Votel) - Slant Azytmuth


ひとたびまとわりついた恐怖という名の闇はそう易々と拭いさることなどできはしない。何人たりとて。そしてその闇は一向に果てる気配はなく...Demdike Stareまだ聴いてんのかって?。そうです!。聴くのやめたら終いだろ!、と言われるのが最早別の恐怖になりつつあるような気もする第二夜の今日は、Demdike Stareの2人とAndy VotelによるユニットSlant Aymuthのアルバムを聴いています。全7曲収録の内3曲は「Intervision」と題されたミュージックコンクレートによるインタルード的な曲で、これらは全てAndy Votelによる曲。残り4曲はAndy VotelとMiles "MLZ" Whittakerによる2曲と、MLZとSean Cantyによる2曲、という構成。MLZとCantyって要するにDemdike Stareじゃん!という通りその2曲は「Elements」に入っててもおかしくないが、ややテクノチューンとして作ってる意識が強いような。一方MLZとVotelによる2曲はDemdikeよりサイケ要素多し。ちなみにVotelとCantyは2人でAnworth Kirkなるユニットやってるけど、今回その顔合わせによる曲は未収録。だから「Demdike Stare & Anworth Kirk」名義ではないってことかな。Demdike + Anworthのスーパーユニット!というより変則的なコラボ集みたいなアルバムだけど、それぞれの名義の作品とは少し違ったビジョンが加わってて楽しめる。そしてやはり、その世界観はほとほと我々の世界とはちと違うことなりで成り立っておる!。
Slant Azymuth - Gray Equidae

MLZとVotelの曲。ドローンな導入部からリチュアリスティックなリズムが入ってくる曲構成もスリリング。



Slant Azymuth - Black Crolyn

Demdikeの2人による曲。一テクノチューンとしてもえらくカッコいい。Skull Discoっぽくもある。