Bass Clef - Reeling Skullways


う〜んアナログ!。2009年の前作までは基本ダブステップな音作りだったRalph Cumbers AKA Bass Clef。最新作たる本作は随分とシカゴハウス・スタイルにシフトチェンジしちゃったのね。しかしアナログな音作りはこだわりたっぷりな上でなおかつ工夫も色々で楽しくて、前作より好きかも。「Walworth Road Acid Trapdoor」や「Embrace Disaster」などは、アシッドハウスからアシッドなウニョウニョ・フレーズをあえて引っこ抜いてリズムとベースに着目したようなクールなスタイル。「Suddenly Alone Together」は、前作のソカを取り入れたダブステップやってたことが消化されてるリズム展開。「Electricity Comes From Other Planets」はアシッドも含めたシンセリフの移ろい。オープニングとエンディングはビートレスなれどアナログシンセの音色は徹底、なんて具合に単なるシカゴハウス・リバイバルから一歩先行くオリジナリティがおもちろ〜い。ま、ダブステップからはステップアウェイって感じではあるがな。
Bass Clef - Walworth Road Acid Trapdoor



Bass Clef - Suddenly Alone Together


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Tevo Howard - Pandora's Box (2011)


オリジナルなシカゴハウスというか、そこから影響を受けたシカゴハウス・リバイバルものから影響を受けたような...っつうとややこしいが、聴けばすぐ分かるかな。意外とクリーンな音も良し。
Tevo Howard - Intersection

最初期の808 Stateみたいというか。かっこいい。


FunkinEven - Rolands Jam EP (2011)


この手のサウンドでずっと気になってるスターと言えばFunkinEven!。アナログなシカゴハウス・スタイルはもちろん変態性も十分だ。去年自分のレーベルを起こしたらしいんで、アルバムデビューも近いか?。


Virgo Four - Resurrection (2011)


オリジナル・シカゴハウスもので一個挙げとこうと思ったら、うってつけのブツが昨年リリースのこいつだな。Virgo Fourの未発表曲集なんて好き物は辛抱たまらんでしょうよ。古いものは1984年の曲とからしく、ハウスサウンドのプロトタイプっぽいものとかもある。
Virgo Four - Let's Go