Guillaume & The Coutu Dumonts - Twice Around The Sun


GuillaumeとThe Coutu Dumonts、二人合わせての反対でGuillaume Coutu Dumontが一人でやってるユニットがGuillaume & The Coutu Dumonts。「テクノっぽい音でハウスだからテックハウス」とか「生音使ってるハウスだからディープハウス」みたいに単一的なものを超えた、エレクトロニックな音とオーガニックな音を絶妙にブレンドして、オリジナリティのあるハウスベースのエレクトロニック・ミュージックを作ってる人です。その3rdアルバム「Twice Around The Sun」は前2作から趣を少し変えた内容になってて、過去のアルバムにあったジャズ、トライバルなグルーヴ、クラシックやソウルなどの要素は抑え目。グルーヴはハウスとディスコが中心で、テクノ的音色が増えているのが今回の興趣。ただディスコのグルーヴに関してはベタベタなノリもスタイリッシュに消化していて「ディスコ〜(ふざけた口調で)」みたいな雰囲気はなし。サックスやパーカッションなど生音使いは従来どおりのお手の物で、ややテンポを落とした曲も含めトータルで言うとフューチャリスティックかつアーバンなサウンド。聴いてたら「ク〜ルだね〜」「ク〜ルだね〜」と曲に合わせてヴォイスサンプル足してんのかってくらい呟いてしまった。
Guillaume & The Coutu Dumonts - Discotic Space Capsule

この曲、グルーヴはなんか電車が走ってるようなイメージにぴったり。実は夜の新幹線の中で初めて聴いて「ハマってる!」と思った。カッコいいヴォーカルはdOPのJaw。



Guillaume & The Coutu Dumonts - Time Outta Joint

ディスコのデンデケを独自に解釈してる感じでインタレスティング。



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Blue Fields - Ghost Story Retold EP (2012)


Mike ShannonのレフトフィールドなプロジェクトBlue Filedsのアルバムの曲をリミックスした3曲入りEPにGCDのリミックスあり。彼の音って個性的なのに特徴を説明するのが難しいんけど、「引き算の美学」ってとこあるかもしれないな。このEPは他にJohn TejadaとDanuel Tateのリミックスを収録。
Blue Fields - The Hive (Nothing To Hide) (Guillaume & The Coutu Dumonts Remix)