Essential Electro Albums of 2012!


アイシングボデーエレクトロ!。2012年のまとめネタもいいかげん今日でオーラス。どうせなら今までやったこと無いテーマで、という趣で今回はエレクトロ編!。ここで言うエレクトロとは、2007年くらいに流行ったフレンチ・エレクトロみたいなんでもなければ、EDMのようなものでも断じてない、オールドスクールなトゥルー・エレクトロだよ!。普通のテクノとか以上にダサいものと紙一重、みたいなとこあるジャンルなれど、結構アーティスティックにちゃんとした(?)アルバム出てるのね!という全12作。2012年通してのベストと思ってよし!。情報が遅いお詫びに全て「バンドのキャンプ」のリンクを掲載しておきました!。ビウェア、ビウェア、エレクトロ・イズ・エッヴリウェア!。


Lazer Kontinent - Cubism


オールドスクール・エレクトロ?。20年以上前からロシアで活動しているらしいユニットとのことで、リリース量もすごい多い。元々はデュオで、10年くらい前にソロプロジェクトになったんだそうな。今回取り上げた中では一番オーソドックスな王道エレクトロ・サウンドを展開してると思う。音の太さがベテランならでは、だな。


CN - Obscure Research

http://www.youtube.com/watch?v=rSTzW0fPMoE
IDMエレクトロ?。ノルウェーのStian Gjevikという人のユニットで、エレクトロもありつつチープな90年代テクノ風味中心。8ビットな美メロもあったりして、初期Rephlexみたいな良さある。


Soundex Phonetic - Turbulence

http://www.youtube.com/watch?v=ICkzQHH5qns
アグレッシヴ・エレクトロ?。多くの曲のテンポが高速で攻撃的で、そのカッコ良さはなんだか懐かしのデジタルロックっぽいような。UKのSteven Pattonによるユニットの2作目。


Headnoaks - Backdrift To Nautilus

http://www.youtube.com/watch?v=u6j1pjfZymQ
深海エレクトロ?。そんなのDrexciya以外にあんのかいな、と思ったら、そこまで「異形」ではないものこれが結構やりおる。Drexciyaよりもオールドスクールなグルーヴでアクア柔術!ってなもんで。ドイツのMarkus Leemanのユニット。ただディープ・シーな雰囲気は今回だけ?。


Das Muster - Feldexperiment

http://www.youtube.com/watch?v=k4Slqsm74y8
テクノなエレクトロ?。1990年代に80年代のエレクトロがリバイバルした時のようなスタイルってこと。…ややこしい!。要するにDopplereffektとかElektroidsみたいなやつ。音色やグルーヴだけじゃなくて、音の隙間もその感じよく出てる。やはりドイツのMarcus Mummによるユニットのセカンドアルバム。


Noise&Noise - Technology and Civilization

http://www.youtube.com/watch?v=9YPZi-HVtp0
ミニマル・エレクトロ?。 これまたエレクトロ・リバイバルものっぽいが、音数少なめで音の構成やグルーヴがややエクスペリメンタル。なんと北京の人!のデビューアルバム。


Arnold Steiner - Songs For Venus

http://www.youtube.com/watch?v=oSJW2gXjZ3E
SFエレクトロ?。エレクトロでSFっつったらガジェットっぽいものは多いが、これはスペーシーでギャラクティックなのが珍しい。ノンビートな曲もあってダークアンビエントものとしても一級品で、リズムがある曲も静的でおもしろく、コンセプトアルバムとしても良く出来てる、ベネズエラ生まれマイアミ育ちのAS1ことArnold Steinerによるセカンドアルバム。ちなみにSoundex Phoneticからここまではアルバムのアートワークのデザインを見ても分かるように全て同一のレーベルTransient Forceからのリリースで、このArnold Steinerこそそのオーナーなんだそうな。


Datassette - People Without Mouths

http://www.youtube.com/watch?v=x76zcUTdBsM
オルタナティヴなエレクトロ?。アッパーなテクノ風なものからダブステップ風やファンク風などとてもバラエティにとんだグルーヴ。「Bayesian Funk」って曲なんかDaft Punkばりのカッコよさだし。J.M. DaviesってUKの人のユニットで、やっぱエゲレスの音って洗練されとるなあと。全7曲入りのEPサイズだけど普通にお勧めできる。


Giuseppe Mereu - Elektrowelt

http://www.youtube.com/watch?v=ZOZCJyLYuN8
イタロ・エレクトロ?。と言っても音はクールでベースラインのアシッド感もなかなか。結構目立つメロディラインのベタベタさがちょっとイタロ風味かな。イタリアのプロデューサーによるデビューアルバム。


Radioactive Man - Waits And Measures

http://www.youtube.com/watch?v=SnkwjGKzmp8
パンクなエレクトロ?。ご存知Two Lone Swordsmenの「Weatherallじゃない方」ことKeith Tenniswoodによる放射能男、4年ぶりの4作目。前作よりもオールドスクールなエレクトロ寄りになりつつ、ルードでパンキッシュなスタイルは健在。Talking Headsの「Crosseyed And Painless」のカバー(ちゃんとヴォーカル&カウベル入り!)は馬鹿ウケ必死。


Jane - With You Tonight


衝撃の?歌ものエレクトロ!。これは昨年末ブログで取り上げてます。詳細はこちらにて。


Boris Divider - The Source

http://www.youtube.com/watch?v=ZbZTkJ_OhpM
プログレ・エレクトロ?。Janineのアルバムを製作したスペインのエレクトロ・コマンドーBoris Dividerは個人のソロも出しております。こちらはダークなエレクトロで、プログレニューエイジ風なシンセ音満載というもの。そこは意外と珍しい気がする。