Pete Rock & Smif-N-Wessun - Monumental


この顔合わせが悪かろうハズがないね!。Pete RockのソウルフルなビートにSmif-N-Wessunのノタノタしたディープなラップは90年代からスティル・シャイニング。「やってること変わんなくて古い」という意見は、カレーライス食って「カレーっていまだにカレー粉(もしくはカレールウ)で作ってんのか」って言うくらい意味が無い。ま、正直この2組のどっちかだけのファンって逆に少ないだろうし、リアルヒップホップを切望の向きには期待を裏切ることはありません。しかし残念な点は「ゲストが多い」というとこ。全14曲収録で10曲ゲストをフィーチャーしてて、イントロを除けばゲスト無い曲は3曲だけ。Duck Down勢を中心にゲスト陣とその仕事ぶりはグッドだし、Jahdanをフィーチャーしたレゲエテイストな曲なんか最高だ。でも、なんだかPete Rockの「Soul Survivor: Duck Down Edition」みたいで、Pete RockSmif-N-Wessunのコラボをがっつり楽しみたいという期待はやや裏切られるかも、ということは特記しておこう。そういやKRS-OneとBuckshotのコラボもゲスト過多だった。

トレイラー・オブ・ジ・イヤー!。これ見ると2組の「コラボ感」特に期待してしまうのもやむなしでしょ?。


Pete Rock & Smif N Wessun - This One (feat. Top Dog & Jahdan Blakkamoore)



〜If you like this title, I also recommend...〜

Cocoa Brovaz - Rude Awakening (1998)


オレも輝きゃテメエも輝く!。Smif-N-WessunPete Rockの組み合わせは意外にも今回が初めて。独特のフロウでラップに独自のタメを時に持つTekとSteeleはどんなビートにも合う万能選手っぽいラッパーじゃないし、Pete Rockのビートも比較的流れるようなラッパーと相性良い印象あったが、これが中々。この組み合わせとても興味深く聴けました。それだけに「Momumental」のゲストの多さが余計気になった。とはいえSmif-N-Wessunディスコグラフィーの中では「Dah Shinnin」に次ぐアルバムでしょう。なのでちょっと捻って聴きたいのは2ndアルバム(Cocoa Brovaz名義)。かなり失敗作扱いされてるけど結構好き。これにも新作にもRaekwonが参加しているよ。
Smif N Wessun - Black Trump (feat. Raekwon)

アタックモード!。