2012-01-01から1年間の記事一覧

Essential Drum N Bass Albums 2012 (So Far)!

7月ももうじき終わりでこれからぐんぐん暑くなるという天気予報を聞いてげんなり中、っつうかもう十分暑いし...。が、こいつを忘れたわけではない!。上半期まとめネタね!。今年はブログ更新がぬるくなっていたので、取り上げたいと思ってたアルバムをここ…

Big K.R.I.T. - Live From The Underground

今や正式なアルバムとの色んな区別もなくなってきたミックステープ。なので近年はミックステープの方がアルバムより良い、って逆転現象もまた珍しくなくなってきたのです。なんて、こんな入りでこのアルバムを取り上げるということは...Big K.R.I.T.のオフィ…

Oddisee - People Hear What They See

先月今月あたりって実はアンダーグラウンドヒップホップの気になるリリースが多い!、そんな中我がブログの更新が渋くなってるのはイカン!ということでガンガン更新したい、と只今ハッスルしとるとこなんですよ。そんなモチベーションが揚がる一作が今日の…

Large Professor - Professor @ Large

日本の音楽界で「教授」と言えば今色々多方面で話題のあの方。レゲエ界ならマッドなダブで有名なあの教授。ヒップホップ界ならモチロン我らがLarge Professor!。4作目のソロアルバムは、レビューサイトでは「ラップが弱い」みたいな評を目にしたが、教授は…

Oh No - Ohnomite

Yes! Yes! Yes! Oh No! Yeessss! Oh Noのソロアルバムが出たよ!。完全インストだった前2作と違って今回はOh No自身のラップも入ってるのはGangreneで更なる自信がついたから?。しかもそればかりか20人近いゲストラッパ−を迎えた豪華な内容で、かつトラック…

Kool Keith - Love And Danger

ラッパーとレスラーの「辞める」発言を真に受けるやつがいるかよ!。突然の「さよなラップ」から一転、オリジナルアルバムとしては3年ぶりのニューアルバム発表!..ではあるものの、依然これが「最後のアルバム」なんではないかというハナシだそうで、さすが…

Masta Ace & MF Doom - MA_Doom: Son Of Yvonne

Masta AceとMF Doomのコラボアルバム!と聞けばヒップホップファンなら大喜びのはずだが、そこまでのファンなら同時に、Doomのトラック「Special Herbs」のやつまた使ってんじゃ?、という疑いを持ってしかるべきだ。結論から言うと...全編そうです!。つま…

Ab-Soul - Control System

Black Hippyってやっぱユニークな個性揃ってるが、Ab-Soulはその中でもキャラクターが掴み辛い感じなのが味ってとこだろうかな。ニューアルバム「Control System」はハードコア、コンシャス、スワグ、スモーカー、サグ、インテリジェントで...ヒッピー(?!…

Bass Clef - Reeling Skullways

う〜んアナログ!。2009年の前作までは基本ダブステップな音作りだったRalph Cumbers AKA Bass Clef。最新作たる本作は随分とシカゴハウス・スタイルにシフトチェンジしちゃったのね。しかしアナログな音作りはこだわりたっぷりな上でなおかつ工夫も色々で楽…

Schlachthofbronx - Dirty Dancing

ひとつここらで景気がイ〜のを聴きたいので、今日のセレクトはSchlachthofbronx!。ノリノリでブーティーなテクノユニットだよ!。セカンドアルバムになる本作は前作よりさらにゲットーテック、UKファンキー、ソカ、バイレファンキ、クランクにフットワーク…

Gangrene - The Odditorium EP

ウォッカとアヤワスカの酔いも醒めやらぬ中、Gangreneが早くもニューシットを出してきたとあっては充血した涙目は半開きでヨダレ垂らしたまんまだったとしても聴かねばなるまいて!。なぜかレッドブルのサイトからリーフーでダウンロードできるこの5曲入りEP…

Georgia Anne Muldrow - Seeds

前回、前々回と「ラップとトラック」の関係性について考察を重ねてきました。なんて書くと高尚なことやっとる風だが、要するに一人のプロデューサーがまるごと全部手掛けたアルバムを続けて取り上げてきたということで、その流れで言っても良かったって作品…

Apollo Brown & O.C. - Trophies

優れたラップアルバムの条件?。良いラップに良いビート、そしてその相性だな!。ヒップホップ好きならO.C.とApollo Brownがコラボアルバム出すと聞いた時、そりゃ良い組み合わせだと思ったハズ。そしてこれがその通りの素晴らしい結果で、そんな出来過ぎた…

Reks - Straight, No Chaser

優れたラップアルバムの条件とは?。良いラップに良いビート、そしてその組み合わせの妙、か。Reksの新作は前作からほぼ一年ぶりの早いペースで「内容はどうなんだろ?」と思うかもしれないが、全曲Statik Selektahプロデュースと聞きゃ「あ、大丈夫だ」と思…

Slant Azymuth (Demdike Stare & Andy Votel) - Slant Azytmuth

ひとたびまとわりついた恐怖という名の闇はそう易々と拭いさることなどできはしない。何人たりとて。そしてその闇は一向に果てる気配はなく...Demdike Stareまだ聴いてんのかって?。そうです!。聴くのやめたら終いだろ!、と言われるのが最早別の恐怖にな…

Demdike Stare - Elemental

今の気分?。...太陽もない、蝶もない、夢も希望もない...そんな恐怖と絶望に苛まれているところです。これは別にゴールデンウィークが終わったからとか既に五月病になったとか言うわけではなく、単にDemdike Stareを聴いてるだけなんでゆめゆめ心配はめさる…

Traxman - Da Mind Of Traxman

最近どう?、ジュークジューク、フットワークミュージック聴いてる?。...などどみだりに流行には乗らないワタクシ、さりとてミュージック・アディクツのためのブラン・ニュー・クラックたるフットワークはキチンと追っておるのです。やはりそろそろ時期的に…

Beastie Boys - New York State Of Mind: Mixed by DJ Green Lantern (2006)

本日はリメンバリング&レミニッシングAdam "MCA" Yauch!ということで特別にBeastie Boysのアルバムをセレクト。つってもちょっと捻ってオリジナルアルバムではなくて、2006年リリースのミックステープ「New York State Of Mind」を。DJ Green LanternがBea…

Rapsody - The Black Mamba EP

今日も9th Wonder率いるIt's Wonderful World Music Groupから。数多いタレントを配してる同グループのなかでも一番気になるのが女性ラッパーRapsody。と言っても彼女、フロウ&ライミングのスキルの高さといい、そのメンタリティといい、女性云々以前に生粋…

Actual Proof - Black Boy Radio (Extended Airplay)

「ラジオ」って言葉にどんな印象持ってます?。ことヒップホップに置いてはPublic Enemyも「Rebel Without A Pause」で「Radio... suckers never play me!」っつってる通り、コマーシャルな曲ばかり掛ける「仮想的」な一面があるやも知れない。しかしかつて…

DJ Premier & Bumpy Knuckles - KoleXXXion

P-P-P-P-P-P-Premier! Premier! このお方がご存命な間はゴールデンエラっつってもいいんじゃないの?!。そんなPremoさん、なんとBumpy Knuckles AKA Freddie Foxxxとのコラボアルバムとはハードコアなジョイントですがな。トラックはBumpy自身による1曲を除…

Gensu Dean - Lo-Fi Fingahz

今年のゴールデンウィークはひとつゴールデンエラな90sっぽいヒップホップで攻めるか、なんてブログ4年目にしてこんなもじりを思いつくほど我がの駄洒落センスの無さに気が付きつつ、一発目はダラス出身のトラックメイカー兼MCのGensu Deanにシャウトアウト…

Quakers - Quakers

PortisheadのGeoff Barrowによるヒップホップユニットって時点でニュースバリューが高いQuakers、聴いてみたらStones Throwからのリリースが違和感無いヒップホップぶりで感心したよ。トリップホップっぽさはなく、オルタネイティヴ・ヒップホップと言えるよ…

Nicholas - Still Playing House

4月にもなると日々春らしい暖かさなもんで、お酒も熱燗よりぬる燗の方が合うような今日この頃。ハウスもいっちょユルいの聴いてみるかという気分でNicholasの「Still Playing House」をセレクト。と、言ってもこれユルいのはテンポだけで、ビートとベース自…

Voices From The Lake - Voices From The Lake

6ミリオン・ウェイズ・トゥ・チル。チューズ・ワンってか?。今ならDonato DozzyとNeel、2人のイタリアンからなるテクノユニットVoices From The Lakeのデビューアルバムで事足りる!。音の構成は古のアンビエントテクノのフォーマットを守ったもので、音の…

The Mount Fuji Doomjazz Corporation - Egor

日のあたらない坂道にて。もっと光を...それよりさらなる闇を!。などと常日頃言うとる身としては、大変お世話になってるのがThe Kilimanjaro Darkjazz Ensemble。その暗黒面たるThe Mount Fuji Doomjazz Corporationのニューアルバムがもう出たとあっては、…

Nina Kraviz - Nina Kraviz

レニーじゃねえぞ、Nina Kravizはシベリア生まれの女性DJ&テクノアーティスト。そのデビューアルバムの出来に惑わされっぱなしなとこよ(ルックス込みで)。基本的にグルーヴはハウスの四つ打ちビートで、鳴り物のパターンと配置は細かい。アンビエントなウ…

Burnt Friedman - Bokoboko

エレクトロニックミュージックの細かいジャンルで分けるとエレクトロニカ、でも曲作りは基本的にビート中心。ということでシーンでも個性的な存在なのがドイツのエレクトロニカビートメイカー(?)Burnt Friedman。コラボユニットでのリリースを含めると年…

Leland McWilliams - Purple, Rock, Cocaine

今年...いや、ここ最近聴いたハウスのアルバムで「コレは!」と思ったのがLeland McWilliamsっていうフロリダのDJ&プロデューサー、そのデビュー作「Purple, Rock, Cocaine」!。リズムはテッキーって言っていいくらいカシッとしたハウスで、その上を彩るト…

Planet Asia - Black Belt Theatre

ラップの腕は黒帯級!。ウェストコースト・アンダーグラウンド・ヒップホップシーンが誇る実力派ラッパーPlanet Asia。スキルとリリシズムは超一流で、トラックさえ良けりゃ名作なんてドンドン出そうだけど、コレ!ってアルバムはないか...という典型的なタ…